JETAAのキャリアインフォメーションデイがロンドンで9月19日に開催された。パソナなど多くの有名企業とJETAAのメンバーが大勢集まった、このイベントをレポート。ジェットプログラムに参加した、外国人を対象に年に一度、イギリスの就職情報や大学情報などを提供するイベントがこのキャリアインフォメーションデイ。 ジェットのメンバーで作るJETAAとJLGCが共同で主催して 今回で12回の開催となった。テムズ川とロンドンブリッジをまじかに見える会場では、ジェットプログラムを経験したメンバーと そういった人材を求める企業20社あまりが参加した。 パソナヨーロッパ社のようなリクルート会社、NTTコミュニケーション、英国三菱商事、 会計事務所のデロイトなど、グローバルに展開する大企業やNHSといった公共サービスなどがブースを持ちながら、就職の相談にあたった。数時間の間に50名を超えるJETプログラム参加者からの就職相談を受けて、大盛況だったパソナのブースで対応したパソナの村上さんによれば、「日本での素晴らしい経験をイギリスでも生かしたいと、日本関連の職の情報を求めに皆さんいらっしゃいます。 “帰国したばかりで、定住所がまだないが自分の能力を使って日系企業の役に立ちたい!” とか先月 帰国して、今から大学に進学される方から、数年後の就職状況を聞かれることもあります。 また“日本で仕事を探せないか?” といった日本びいきの質問もありました。 本当に皆さん熱心ですね」「イギリスにある日本の会社ですが、意思決定は あくまでも日本の本社ですので日本の企業文化が理解できると意味では JETプログラムの経験者は価値がありますね。 日本語が話せるかどうかより、 そういったことが分かる人が欲しいですね」と 大手商社の人事部長。 ジェットプログラムとは 外国語教育や地域レベルでの国際交流を目的に、世界各国から 多くの外国人が日本で数年間 滞在するプログラム。 多くは外国語指導助手(ALT)や国際交流員(CIR)として活躍し、 JETAAはそのメンバーの組織。 来場したメンバーにこのイベントに参加した理由を尋ねると、 “イギリスに帰国しても仕事を通じて 日本と関わりを持ちたい” といった日本人にとって 嬉しいコメントを 口を揃えて言う。 「イギリス人でありながら、日本語や日本の文化・メンタリティが分かるといった点が JET プログラムのメンバーの強みでしょうね。、 外国にある日本企業の多くは既に現地化が進んでいますが、彼らのこういった強みは日系企業の大きな味方となります。 ただ、JETプログラムに参加したというだけでは、日系企業が求める人材になりえるわけではなく、やはり、その方のスキルや能力も問われます。これも現実ですね。」 と 自らもジェトプログラムに参加したことのあるパソナのイアンさん。 数年間の日本での生活から イギリスに帰ってくると、自分の国でありながら生活環境になじめず、 孤独感や特に求職に関する情報不足を感じることがジェットプログラムに参加した会員には多いそうだ。 イアンさんがいう 社会の要請と裏腹に 現実と理想のギャップもある。 そんな彼らをサポートするこのイベントは、価値があり、彼らの求職を助ける意味がある。 さらに重要なのは こうした方々を適材適所で採用することが在イギリス日系企業の成功の鍵でもあるだろう。
Wednesday, 15 October 2008
JETAA キャリアインフォメーションデイ開催
JETAAのキャリアインフォメーションデイがロンドンで9月19日に開催された。パソナなど多くの有名企業とJETAAのメンバーが大勢集まった、このイベントをレポート。ジェットプログラムに参加した、外国人を対象に年に一度、イギリスの就職情報や大学情報などを提供するイベントがこのキャリアインフォメーションデイ。 ジェットのメンバーで作るJETAAとJLGCが共同で主催して 今回で12回の開催となった。テムズ川とロンドンブリッジをまじかに見える会場では、ジェットプログラムを経験したメンバーと そういった人材を求める企業20社あまりが参加した。 パソナヨーロッパ社のようなリクルート会社、NTTコミュニケーション、英国三菱商事、 会計事務所のデロイトなど、グローバルに展開する大企業やNHSといった公共サービスなどがブースを持ちながら、就職の相談にあたった。数時間の間に50名を超えるJETプログラム参加者からの就職相談を受けて、大盛況だったパソナのブースで対応したパソナの村上さんによれば、「日本での素晴らしい経験をイギリスでも生かしたいと、日本関連の職の情報を求めに皆さんいらっしゃいます。 “帰国したばかりで、定住所がまだないが自分の能力を使って日系企業の役に立ちたい!” とか先月 帰国して、今から大学に進学される方から、数年後の就職状況を聞かれることもあります。 また“日本で仕事を探せないか?” といった日本びいきの質問もありました。 本当に皆さん熱心ですね」「イギリスにある日本の会社ですが、意思決定は あくまでも日本の本社ですので日本の企業文化が理解できると意味では JETプログラムの経験者は価値がありますね。 日本語が話せるかどうかより、 そういったことが分かる人が欲しいですね」と 大手商社の人事部長。 ジェットプログラムとは 外国語教育や地域レベルでの国際交流を目的に、世界各国から 多くの外国人が日本で数年間 滞在するプログラム。 多くは外国語指導助手(ALT)や国際交流員(CIR)として活躍し、 JETAAはそのメンバーの組織。 来場したメンバーにこのイベントに参加した理由を尋ねると、 “イギリスに帰国しても仕事を通じて 日本と関わりを持ちたい” といった日本人にとって 嬉しいコメントを 口を揃えて言う。 「イギリス人でありながら、日本語や日本の文化・メンタリティが分かるといった点が JET プログラムのメンバーの強みでしょうね。、 外国にある日本企業の多くは既に現地化が進んでいますが、彼らのこういった強みは日系企業の大きな味方となります。 ただ、JETプログラムに参加したというだけでは、日系企業が求める人材になりえるわけではなく、やはり、その方のスキルや能力も問われます。これも現実ですね。」 と 自らもジェトプログラムに参加したことのあるパソナのイアンさん。 数年間の日本での生活から イギリスに帰ってくると、自分の国でありながら生活環境になじめず、 孤独感や特に求職に関する情報不足を感じることがジェットプログラムに参加した会員には多いそうだ。 イアンさんがいう 社会の要請と裏腹に 現実と理想のギャップもある。 そんな彼らをサポートするこのイベントは、価値があり、彼らの求職を助ける意味がある。 さらに重要なのは こうした方々を適材適所で採用することが在イギリス日系企業の成功の鍵でもあるだろう。
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